実験 007株の格言は本当?

株の格言「節分天井・彼岸底」を日経平均57年分で検証した

節分ごろが天井で、春の彼岸ごろが底って本当?

検証の記録です。投資助言ではありません。

49.1%節分→彼岸で下がった年(57年中28年)
ほぼ半々

結論

  • 節分から彼岸までに下がった年は57年中28年(49.1%)。ほぼコイン投げ
  • 2000年以降は55.6%と少し多いが、27年分では偶然と区別できない
  • 1〜3月の中で見ると、節分も彼岸も真ん中あたり。天井でも底でもなかった
使ったデータ
日経平均の終値(1970〜2026年の57年分)

2020年に節分で売っていたら

2020年は、2月3日の終値22,972円から3月19日の終値16,553円まで、**−27.9%**の暴落でした。この年だけ見ると、格言は大当たりです。

2020年 節分から彼岸までの日経平均
  • 日経平均16,553円
16,000円18,000円20,000円22,000円24,000円

節分からの取引日(左端=1日目、右端=32日目)。凡例の数字は最後の値

では、ほかの年も同じなのでしょうか。

検証の中身

項目 内容
データ 日経平均の終値(1970〜2026年の57年分)
節分・彼岸 節分=2月3日、彼岸=3月20日。その日以前で最後の取引日の終値を使う
比べ方 節分→彼岸で下がった年の割合を、1年中の同じ長さ(31取引日)の区間で下がった割合と比べる
位置 節分・彼岸の終値が、その年の1/4〜3/31の終値の中で下から何%の位置か

結果

節分→彼岸で下がった年の割合
1970〜2026年 49.1%
1970〜80年代 40%
2000年以降 55.6%

目盛り 0%〜100% 点線:50%

57年中28年で、ほぼ半分。コイン投げと同じです。

2000年以降だけ見ると55.6%で、ほかの時期の同じ長さの区間(44.0%)より少し多く出ます。ただ27年分しかないので、95%の範囲は37〜74%と広く、偶然と区別できません。

1〜3月の中での位置(57年の平均、下から何%か)
節分 50%
彼岸 55%

目盛り 0%〜100% 点線:真ん中

節分は1〜3月の中でちょうど真ん中、彼岸もやや上の真ん中あたり。天井とも底とも言えませんでした。

なぜ当たる気がするのか

節分から彼岸に大きく下げた年は、2020年(コロナ、−27.9%)、1990年(バブル崩壊、−18.2%)、2011年(東日本大震災、−11.7%)です。どれも記憶に残る年なので、外れた年より当たった年を覚えていて、当たる気がするのかもしれません。

わかったこと

「節分天井・彼岸底」は、ほぼ半々でした。次は「セル・イン・メイ(5月に売れ)」を確かめる予定です。

この実験を60秒の動画で見るYouTubeショート「AIためしてみた研究所」

使った道具

  • Pythonデータの集計
  • Yahoo Finance の日足データ日経平均